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坐骨神経痛に対するストレッチの注意点

2021/11/22
整骨院コラム
腰痛、肩こり予防にストレッチをされている方も多いと思います。

今回はストレッチの注意点を挙げたいと思います。
 
ストレッチ(柔軟体操)を実施する際に注意すべき原則は5つあります。
1.    時間は最低20秒
2. 伸ばす筋や部位を意識する
3. 痛くなく気持ち良い程度に伸ばす
4. 呼吸を止めないように意識する
5. 目的に応じて部位を選択する

ということです。

ストレッチはやり方によって2つに分類することが出来ます。
関節の動きの有無により静的(スタティック)か動的(ダイナミック)かに分かれます。

だいたいの方はこの静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
をされていると思います。そして実施する際に注意しなければ
ならない原則が下記のように5つあります。
・時間を20秒以上かけて伸ばすこと。最初の5-10秒程度は適度な
 伸展度合いに定めるための「ムダな時間」だからです。
・伸ばす部位を意識すること。
・痛くなく気持ちよい程度に伸ばすこと。痛いほど伸ばすと伸張
 反射が働き、かえって筋が硬直するので効果が低下します。
・呼吸を止めないこと。腹部を圧迫するような種目では呼吸が止
 まりがちでそのために血圧の上昇が起こる場合がありますし、
 ゆっくりと深い呼吸は緊張を和らげる効果があるからです。
・部位を適切に選択すること。

全身のストレッチングをくまなく行うためには何時間も必要です。
目的に応じて適切な種目や部位を選ばないと非効率だからです。
ストレッチは広い場所や道具を必要とすることなく行えます。
ストレッチは強度が低く動きが少ないため安全な運動ですが、一方で
誰でも簡単に行える運動であると誤解されている面があります。正し
い方法で実施しなければ効果も十分に期待することができません。

上記5つの原則を遵守して正しいストレッチの実施に努めることが肝要です。

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