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こむら返りの以外な原因
2021/03/19
整骨院コラム
そもそもこむら返りとはどんな状態なのでしょうか。
手足などの骨格筋は自分の意志によって動かす事が
出来る随意筋です。これが何らかの神経伝達の誤作
動によって、自分の意志とは関係なく筋肉が痙攣を
起こし収縮してしまったのがこむら返りです。
痙攣して筋肉の緊張が高まると筋肉や筋肉を包む筋
膜に過剰な負荷が加わり痛みが生じます。
また持続的に筋肉が緊張し続けると血流が滞り痛み
の元になる発痛物質が産生されて痛みを増悪させま
す。
ふくらはぎ〈腓腹(ひふく)筋2本とヒラメ筋の下
腿三頭筋の筋肉に起こるものをこむら返りと呼びま
す。なお、筋肉の痙攣は足先にも起こりますし手や
背中等、体幹部にも起こります。
こむら返りの原因の一つに、スポーツ等で汗を沢山
かいたときの水分不足、電解質バランスの崩れ、血
流障害などが指摘されています。
それとは別に、足の機能が原因でふくらはぎに負担
がかかりすぎているという場合もあります。
ふくらはぎの筋肉が張ってしまう理由は大きくわけ
て「足」と「お尻」の二つがあります。
足のアーチ構造がつぶれていると、足元が不安定に
なり、立っているだけで余計な負担がふくらはぎに
かかります。さらに歩く時に地面をける力が弱くな
りこれを補おうとふくらはぎの筋力をたくさん使っ
て前に進もうとするので余計に疲れるのです。
こむら返りを起こすもう一つの原因は、臀部の筋肉
が弱い事です。臀部の筋肉の力が弱いとふくらはぎ
の筋肉がより頑張ってバランスをとろうとするため
過剰な負担がかかります。
また、お尻の筋肉が弱い人は足をけり出す力が弱く
なります。それを補うために、足で地面のけり出し
を頑張らざるを得なくなり、ふくらはぎの筋肉がい
つもパンパンに張った状態になってしまいます。お
尻の筋肉が弱い状態で歩くと、ふくらはぎに負担が
かかるため、けいれんが起こりやすくなる状態に陥
ります。
お尻の筋肉を鍛えて、ふくらはぎの負担を軽くする
事でこむら返りのリスクが軽減されます。
しっかりと臀部の筋肉を鍛えましょう。
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