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夏バテとは

2020/08/26
整骨院コラム

夏バテ

高温多湿の夏に体が対応できなくなり、なんとなく体がだるかったり、食欲不振になるなどの

夏に起こる体の不調が夏バテです。夏負けや暑気あたりとも呼ばれます。

 

日常生活から考えられる原因

 

1室内外の温度差による自律神経の乱れ

猛暑の屋外から、エアコンで冷えた室内に戻るときなどの急激な温度差は体力を消耗し、

夏バテの原因になります。さらに冷房の効きすぎた部屋にいると、そのストレスから自

律神経がうまく働かなくなります。加えて、自律神経の変調が胃腸の不調や全身の倦怠感

、さらには食欲不振を招き、夏バテを引き起こします。

 

2高温多湿の環境による発汗の異常

高温多湿の環境が続くと、汗の出口周辺が詰まり、発汗が困難になることがあります。

それによって、体温調節がうまくいかなくなります。また、長時間直射日光の下にいると

発汗が過剰になり、体の水分が不足気味になり、夏バテを引き起こします。

 

3熱帯夜による睡眠不足

エアコンの室外機や都市部の住宅密集化などが原因で、夜間も温度が下がりにくい現代では、

熱帯夜によって寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなって睡眠不足に陥ることがあります。

睡眠によって日中の疲労を回復することができず、疲れが溜まってしまい夏バテを引き起こします。

 

夏バテの症状

 

1全身のだるさと疲労感

夏バテの代表的な症状は、全身のだるさと疲労感です。なんとなく体がだるく、疲れが取れに

くい日が続きます。また、暑さによって睡眠不足になることも少なくありません。それによって、

さらにだるさや疲労感が増すという悪循環に陥ることもあります。

 

 

2食欲不振

自律神経の不調によって消化器の機能も低下し、食欲不振に陥り、体に必要なエネルギーやビタ

ミンの不足を招くことがあります。それによって、だるさや疲労感が増したり、無気力が増幅します。

 

 

夏バテが引き起こす疾患

※以下の疾患は、医師の診断が必要です。

下記疾患が心配な場合には、早めに医師の診察を受けましょう。

 

 

1夏風邪

夏バテによる免疫力の低下によって、夏風邪にかかることがあります。特徴は、冬の風邪と違って

せきやたんはあまり出ないことが多く、のどの強い痛みと下痢を引き起こしやすいことです。

それに加え、微熱が24日間続き全身がだるく倦怠感があります。汗をかきやすいので脱水症状へ

の注意が必要です。

 

2夏バテの影に隠れていた疾患があらわれる

夏バテで体力を消耗すると、食欲不振や不眠、疲れなどの影に隠れていた疾患が進行して、悪化す

る危険があります。夏バテが長引くようなときは、細心の注意が必要になります。

※以上の疾患は、医師の診断が必要です。

上記疾患が心配な場合には、早めに医師の診察を受けましょう。

 

日常生活でできる予防法

 

1栄養価の高い食品を食べる

食欲が減退しがちな夏は、量より質に重点を置いた食事をとりましょう。とくに疲労回復に効果的

な玄米、豚肉、ウナギ、豆類、ねぎ、山芋などの良質なたんぱく質、高エネルギー、高ビタミンの

食材をしっかりとり入れましょう。

 

2室内での過ごし方を工夫する

室内外の温度差が5℃以上になると、自律神経が乱れやすくなります。エアコンは温度をこまめに調

節しましょう。自分でエアコンの温度調節ができないところでは、エアコンの風が直接当たらないよ

うに風向きなどを調節し、上着を羽織ったり、長いパンツをはくなど工夫をして体温の調節をしましょう。

 

3ぐっすり眠ってその日の疲れを取る

疲れを溜めないことが夏バテの一番の予防法です。なるべく早めの就寝時間を守ってぐっすりと眠り、

その日の疲れをその日のうちに取り除きましょう。寝る30分~1時間前にぬるめのお風呂につかり、暑く

て寝苦しいときは頭部を氷枕で冷やすと、早めに寝付くことができるうえ、より一層深い眠りが得られます。

 

対処法

 

1食事の工夫やツボの刺激で疲労を回復する

食欲がないときは、食欲増進、疲労回復効果のある辛いものや酸味のあるものなど、趣向を変えて食べ

てみましょう。またお風呂に入ったときに、足の裏の人差し指と中指の骨の間で、少し窪んだところに

ある湧泉(ゆうせん)というツボを押すと、自律神経の働きが高まり、疲れも早く取り除くことができます。

 

2市販の薬を使う

食事だけでは必要な栄養素がとれなかったり、疲労感が続くというときには、市販の薬を服用してみるの

も一つの手段です。疲れやだるさに効果があるビタミンB1B6B12が配合されたビタミン剤や栄養を補給

するドリンク剤を活用してみましょう。


まだまだ残暑が厳しいですが頑張って乗り切っていきましょう。

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