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秋バテって知ってますか?

2020/09/02
整骨院コラム

皆さんは秋バテと言う言葉を知っていますか?

俗に言う、夏の疲れが秋に出ると言うものです。

以下概要です。

 

秋バテとは夏から秋にかけての気温の変化や暖かい日中から夜にかけての温度の変化などの寒暖の差の繰り返しで、自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状。夏バテと比べて、夏の紫外線で頭皮に負担が掛かって起きる「抜け毛」のような症状も特徴的。夏バテと同様に、体調不良や食欲不振などが代表的な症状。秋バテ自体は「秋」と「バテる」を併せて縮めたものである。

 

原因

人間の体は、体温を一定に保とうとしてエネルギーを消費し、かなりの負担がかかる。通常は負担に耐えることができるが、夏から秋に季節が移り変わるのと同時に気温の寒暖の差が繰り返し起こることで体が対応しきれず、様々な症状が現れるのが秋バテである。原因として挙げられるものに自律神経のバランスの乱れがある。前述の通り、体は体温を保とうとするが、汗をかいたり血管を広げたり縮めたりして体温を調整しようとするのは自律神経の働きによる。

 

また、太平洋側は夏や冬は天気が良い日が多く、高気圧が維持されているが春先や秋口になると低気圧が通り始める。低気圧になると、空気中の酸素濃度が低くなり、呼吸が乱れて自律神経も不安定になる。低気圧によって症状の発症や悪化にも繋がる場合もある。

 

症状と予防改善策

主な症状としては、全身の倦怠感・思考力低下・食欲不振・下痢・便秘など。夏バテと比べて特徴的なのが、自律神経の乱れや血行不良、夏の紫外線や汗で頭皮に負担が掛かり、抜け毛が増加する。

 

秋バテの改善と予防には十分な休養と栄養補給を行い、体を休めることが大切である。食品をバランスよく摂取し、冷えを増長する冷たいものは控えて暖かいお茶などを飲むようにすると効果的である。また、適度な運動を行うことで自律神経の機能を回復も期待できる。入浴に関しても38 - 40度のぬるめの温度でゆっくり入浴することで交感神経よりも副交感神経が優位に立ち、リラックス効果が期待できる。

 

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

 

「夏バテ」は夏に暑い日が続き、自律神経の変調を起こして、体調を崩すことです。原因として主に熱帯夜による睡眠不足や、高温多湿による体温調節機能の低下などです。

 

 一方、秋は日々の気温が安定せず、1日の中でも朝夕で大きく差が出てしまう時期です。「秋バテ」はこの寒暖差によって自律神経が変調を起こし、様々な症状を起こすことを言います。また、秋雨前線が停滞し、多くの台風が通過すると気圧が変動しやすいため、自律神経のバランスが崩れてしまいます。さらに夏の意識のまま冷たい物を食べすぎること、夏の間に冷房などによって体が冷えた日が多いと起こります。夏バテとの違いは、夏バテは暑さによるバテ、秋バテは温度差によるバテです。

 

 

秋バテの対策として、自律神経のバランスを整えることになります。まずは、食事ですが、バランスの良い食事を1日3食で規則正しく摂ることです。できるだけ冷たい物を避け、温かい物を食べたり飲んだりします。食事中はゆっくりよく噛み、胃腸の状態を整えることが大切です。温度差対策としては、入浴が重要です。身体が冷えることで秋バテになりますし、眠りをよくするためにも3739℃程度のお湯で身体を温めましょう。半身浴でも全身浴でも、腹部をきちんと温めるようにしましょう。体温調節のためには、運動が必要です。適度の運動することで、発汗機能を高めることができ、身体の血行を良くすることで、肩こりの原因になる乳酸などの疲労物質を代謝させることができます。無理のない範囲で自分の好きな運動だと長続きします。運動して少し疲れた程度で、十分な睡眠をとるようにします。睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、症状が悪化していきます。環境温度を整えるためには、無理をせず、衣服などで調節しましょう。

 

 秋バテの治療は、対症療法です。症状に応じての治療で、症状も長く続くことがありますので、できるだけ、予防に努めることが肝心です。

 

厳しい残暑の後は涼しい日がやって来ますが、温度差による体調不良にお気を付け下さい。

当院ではこれら秋バテに対しての鍼灸治療もしております。

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