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冷やすのがいいのか?温めるのがいいのか?
2021/10/04
整骨院コラム
皆さんは痛いとき冷やしていますか?温めていますか?
実はこれ、間違うと痛みが強くなり、悪化してしまい
ます。
では冷やすのがいいのか温めるのがいいのか?それは、
病気や怪我の時期により異なるのです。医学的に言う
と急性期は冷やして慢性期は温めるというのが正解に
なります。
急性期とは痛みが出てきた時期のことをさし、捻挫(ねんざ)
や打撲、ぎっくり腰といったものの受傷直後が当て
はまります。この時期は、局所に急激に負荷がかか
り、炎症反応を起こしています。つまり、血流量が
増加し、腫脹(腫れ)、発熱、疼痛(とうつう)を
起こしているのです。ですからこの時期に温めるの
は逆効果で、炎症反応を助長してしまいます。この
時期に必要なのは炎症を抑制することで、局所を安
静にし、発熱を抑えること、つまり冷やすことが重
要なのです。
急性期を過ぎると、今度は慢性期に移行します。慢
性期には炎症はおこっていません。痛めた局所が疲
労し、機能不全に陥っている状態なのです。筋肉は
硬くなり血流が阻害され、疲労した局所に酸素と栄
養が行き届かなくなり、その結果、重だるいような
痛みが出るのです。
ですから、この時期には温めて血流を改善させ、痛
んだ局所に十分な酸素と栄養が行き届くようにして
あげることが重要なのです。
では急性期はどれくらいか? これは人によっても
場合によっても異なりますが、だいたい発症から2~
3日までをいいます。痛みが急激に出てから2~3
日くらいは冷やすのがよいのです。
また、痛い部位を自分で触ってみましょう。痛くな
い部位よりも熱く感じる場合は急性期と判断して冷
やすとよいでしょう。逆に冷たく感じる場合は慢性
期と判断して温めるとよいでしょう。
急激に痛みが強くなったとき、局所が熱く感じる場
合には安静にして冷やし、その後痛みが和らいだ時
期には温めると覚えておいてください。
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